■キハ40系
TrainBannerForum '16/6/20 UP

■[4118]JNR キハ40系 本州仕様

■[5976]JNR キハ40-100

■[5977]JR北海道 キハ40-700
キハ40系は'80年代以降の国鉄~JRのローカル線に於いて代名詞のような存在と言っても過言ではないでしょう。
ソレ以前のローカル線と言えば液体式黎明期のキハ10系とか、それを少し大型化させたキハ20系がほぼ主体と言った様相であり、その車体の設計は1950年代と古いものであり、更に足回りでは急行形キハ58、特急形キハ80に至るまで戦前設計を引き摺った非力なエンジンを使い続けており、かなり陳腐化していました。
そこで、車体も足回りも近代化して登場したのが同グループです。…と言えば聞こえは良いですが、経緯的に足回りに関して言えば''おこぼれ''であり、当時大出力エンジン試作車キハ91系で試験採用された内の弱い方であるDMF15エンジンは、結果反映量産型であるキハ181系に於いては発電用として採用したエンジンであり、キハ40系ではソレを再び走行用エンジンとして採用しているものです。構成を少し変えて220馬力となりますが、それでもキハ20系等のDMH17(180馬力)に比べれば出力は向上しています…が、向上した出力を相殺するかソレ以上に車体の大型化や耐久強化に拠る重量増で、むしろキハ20よりも鈍足非力とまで言われる走りだったとか…。
車体はオレンジ1色の首都圏色に塗られ、赤系は退色しやすく「焼きタラコ」という俗称が一部で付けられていました。
拡幅された客室は側面窓を含めて近郊型電車(113系1000番台等)に通ずる雰囲気となって近代化、居住性も向上しており、運転室も前後方向に拡張、前面窓は近郊型電車よりも更に高い位置に配置されていますが、視界向上というよりは衝突事故対策でしょうか。テールランプも連られて、これ迄よりも高い位置に配置されており、これ等がキハ40の「顔」を象徴しているように思います。
 
最初に北海道向け酷寒地仕様100番台が登場。2重窓で本州仕様の2段窓に比べれば小ぶりな窓が並ぶ印象です。本州仕様は寒地型500番台、暖地型2000番台が用意されました。キハ40は両運転台、キハ47は片運転台で中央寄りに両開き扉を配置したもの。キハ48はキハ40の片運転台版と言ったところで、両端に片開き扉を有します。台車は暖地型は従来通りオールコイルバネ仕様のDT22系ですが、酷寒/本州寒地仕様はシュリーレン+エリゴバネのDT44系です。100番台の初期車は軸バネ単一のペデスタルタイプでしたが、何れにせよ枕バネはダイレクトマウント空気バネとしています。雪噛みを防ぐためでしょうネ。
 
北海道仕様はキハ40-100を描いています。国鉄時代の首都圏色は雪上での色のイメージで濃い目のオレンジにしています。JR北海道仕様は現行の爽やかな色合いを目指しましたが、何だか薄いかも?帯色は当初、幕板部分は黄緑色だったようですが、現在は青紫色です。煤煙によるスス汚れをイメージしてウェザリングを掛けています。ちなみに窓割りが何だか不安定(窓間が広かったり狭かったり)ですが、これは実物に忠実です。
 
本州仕様はキハ40-2000、キハ47-0、キハ48-1000をチョイス。本来片運転台車はトイレ有無それぞれ存在しますが、何だか描くのが面倒になったので一方に絞りました。雰囲気が他と異なるキハ47は同士による連結を想定してトイレ付き、キハ40に増結するイメージのキハ48はトイレ無しとしています。KATOのNゲージキハ40系とは丁度逆の選択になってますが(笑
 
元々電車圏に住まうmokoにとっては気動車は遠い存在で当然の如く疎く、小学生当時、国鉄のウィングバネ台車の無骨さだけが気動車のイメージとして宙ぶらりんになってるくらい残念な知識でした。(どういう状況だよ。)
八高線のキハ38の薄っすらとしたイメージ、茹だる夏の夕暮れに漸く間近で見れた久留里線のキハ30、キハ38が唯一接点でしか無く、その次が16年前の高麗川でのキハ110への邂逅となります。キハ40自体はいつぞや連れて行かれた新潟で、たまたま通り掛かった飯山線沿いで走り去る小牛田色を見たのが今のところ唯一だったりします。
ただ、存在自体を認識したのは恐らく、'97年頃のJR東の列車カタログ風パンフレットに掲載されていた烏山線のソレが最初だったと思います。前面がちの構図に、夕日に赤らめた緑帯は褪色と相まって渋い色合いになっていて、顔つきとともに、鄙びたローカル線の錆びた低い線路の雰囲気と合致して…まぁ、要するに刷り込みなんですけども。
その後はKATOのカタログだったり、'00年代初頭頃のNゲージ雑誌、初心者向け読み物の中でも単行で済む=初期投資が安価で済むということで、よくフィーチャされていましたっけ。知らない世界、憧れは持ちあわせても、イマイチ遠い存在でしたが、漸く近年知識が頭の中に入ってきましてネ。長いこと掛かりました。
 
拙作気動車もそういう訳で数が少なかったのですが、キハ20系(キハ52)、キハ58系と、このキハ40系を以って、ある程度はバリエーションが得られたかなと思います。塗色が違うものでも制御回路の根っこは共通なので、それぞれ併結することが出来ます。混色混結編成で、不揃いの美学を愉しんでみてください。
2016/06/21 23:59 | TB:近作紹介 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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