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■インヴァータ・ハイテク・ロコ
TrainBannerForum '16/6/9 UP
JR貨物が旧態依然としていた貨物列車(機関車・貨車共)に新風を巻き起こすべく登場させた初期のプロトタイプです。
 

■[5988]
EF200-901は'90年登場。出力6000kwは国鉄~JR通しても最強であり、単機で1600tの貨物列車を牽引可能という驚異的なものですが、そのパワーに比例して大食らい(消費電力が大きい)なので、変電所容量の都合でフルパワーは使えず、常にノッチ制限を掛けて使われています。量産車も登場しましたが、過ぎるハイパワーを持ち腐らせてる状態にあったため少数で打ち切り、パワーダウン版のEF210が直流機の決定版として増備されて今日に至っているのは知っての通り。
車体デザインはヨーロピアンスタイルとよく表現されますが、言われてみれば2世代くらい前のユーロスプリンターの雰囲気が、何となーく有るような感じ。前面はEF66-100の「くの字」を強調したような、ややブロック調なスタイル、ヘッドランプケース周りは車体から窪ませて垂直としています。側面は非対称で、一方は明かり窓が並び、もう一方は吸気ルーバーが配置されています。側面画に於いては、1粒で2度美味しい(作画的には2倍)です。
台車はボルスタレス方式で、特に中間台車の牽引リンクが大きく目立ちます。枕バネは空気バネではなく、実はゴムによる弾性支持。半球形ゴムを上下向かい合わせとして2連に配置されているのが特徴的です。駆動方式がED60系列及びEF60、EF61以来となるリンク式となっていて、輪芯も圧延一体方式のスッキリさにリンク接続用の孔が混在するためややカオス。軸支持はEF66迄の新性能機よくに見られた円筒案内+ゴムブッシュ+軸箱上に2条バネの古風な方式で、今見ると如何にも過渡的です。ブレーキは片押し式でレジン制輪子をダブル装備です。
ちなみに、台車間にはとても見慣れた形状のMGが…容量的にも205系や211系のブラシレスMGと同型でしょうが、艤装スペースの都合で縦向きに装備されているのがちょっと新鮮。
運用範囲が主に東海道~山陽方面という事もあって、個人的には実物との接点はあまりないのですが、(武蔵野線を通る列車が朝夜に極少数有りましたが…。)一応は量産車も登場した形式であり、今でこそ顔であろうEF210登場より以前の、「新生JR貨物」と期待に満ち満ちていた時期に於ける直流電機の顔といえば、EF66-100とこのEF200だったという時代があったことは確かです。
 

■[5989]
EF500-901も'90年に登場。交直両用3電源式として、出力はEF200と同じく6000kwの強力機です。車体形状はやや扁平であり、前面は頂点が上よりの緩いくの字=鳩胸気味なデザインとなっていて、正直ドット絵泣かせな形状です。一方で側面は明かり窓の下にルーバーが8個ずつ並んでおりほぼ左右対称、国鉄電機の名残が混在する過渡的な雰囲気です。屋根上は前面屋根から続くカウル形状でパンタグラフが一部隠れている他、EF81等と同様に塩害対策として高圧線は最低限のみ露出しています。
台車はボルスタレス、ダイヤフラム空気バネ、軸支持も軸梁式と、EF200に比べると新機軸を取り入れており、パッと見る分には現行のEF210等にも通じるようにも見える一方で、ブレーキは従来の両抱き式であり、シルエットがゴツい印象です。スマートさは無いかもしれませんが個人的には好きな組み合わせです。
交直セクションのある東北線、常磐線、日本海縦貫線のスルー運転化、そして交流区間に於けるEF75、ED79等の重連運用を解消しつつ、全体的な列車t数増加を狙ったハイパワー機ですが、EF200同様に変電所容量の都合、加えてインバータノイズ由来の誘導障害が解消できず、量産には至りませんでした。その後、東北線系統の決定版としてはEH500が、日本海縦貫線にはパワーダウン版のEF510が投入されて今日に至ります。
仮に、誘導障害を解決して量産車が登場していたら、東北線や常磐線辺りで走っていたのかもなぁ、とか想像すると、結構格好いですよね。
 
オマケ:
性能試験といえば付き物なのが死重コンテナです。基本的には古い退役したコンテナを転用しているので、JR初期の頃の牽引性能試験ではコキ100系の上にウグイス色の国鉄コンテナがズラリと並んだスタイルが印象的でした。(写真で見た程度ですけども。)


コキ100/101にC20、C21を載っけてウェザリング?を少し施してみました。
 
ついでに既存の車両も含めて901号祭りじゃー。(ぉぃ
 

■[7255]
ED500-901…'92年に登場。EF500では使用想定路線の貨物需要に対し出力過多になるのでは、という考えから、ED75の重連程度である4000kw出力とした機関車。(同じD型機の単機で重連相当って、結構スゴい話ですが。)
制作元である日立からJR貨物への貸出という形をとったため、EF200風の車体形状に全身ガンメタブラックという奇抜な出で立ちで、側面にもINVERTER HI-TECH LOCOのロゴマークがありません。D型機ながら車体長は17m強と比較的長めで、台車間には機器類がガッツリと艤装されているなど、試作車とはいえ、日本車離れした雰囲気です。
 

■[5983]
DF200-901…'92年に登場。北海道内に於けるDD51の重連解消、老朽置き換えを目的として、出力アップのために技術停滞していた液体式ではなく電気式を採用、足回りはインバータ電機とほぼ同様のものとしています。この機関車までは側面にINVERTER HI-TECH LOCOのロゴマークがありました。DF200では早くも濃い目のグレーに斜め塗り分けという標準配色パターンが採用されており、また、この時期の試作車の中で決定版として量産が行われたのもDF200が唯一です。機関車の愛称は暫く後になって付けられたもので「RedBear」となっています。
 

■[4907]
EF210-901…'96年に登場。パワーの有り余るEF200に対して、数値的にはEF65とEF66の中間くらいの出力3390kwに収めています。(厳密には、抵抗制御とVVVF制御のため単純な比較にはなりませんが。)パワーダウンしたとはいえ、出力の概念を見直し、30分定格(一時的なオーバーロード)では3540kwとされ、関ヶ原の連続勾配越えを可能としてEF66との共通運用も組まれています。量産機はGTOインバータ1C2Mの0番代、'00年から登場の100番代ではIGBTインバータ1C1Mへと変更しています。
愛称は当初岡山機関区配置であったことから「桃太郎」。直流汎用機として運用範囲も広く、現代に於けるJR貨物の顔と言って過言ではないです。近年、セノハチ補機の置き換えに300番代が新たに登場していますが、広島であっても相変わらず「桃太郎」なので、一部では「押し太郎」というあだ名が付いているらしいです。
 

■[5982]
EH500-901…'98年から試験運用を開始。EF500で克服できなかった誘導障害対策に加え、軸重はそのままに粘着性能を高めるべく動軸は8へと増え、国鉄EH10以来の2車体連結スタイルが衝撃的です。結果として、東北線系統の交流区間に於けるED75、ED79の重連を2車体連結の同車によって置き換えるのですが、扱いとしては機関車1両として数えるので、線路を借りる側のJR貨物としては線路使用料をケチれるという利点があるのだそうで。
901号は明るい赤色で、側面には明かり窓がビッシリ並んでいましたが、'00年登場の1号機からはやや渋い赤色に、3号機からはヘッドランプの位置が高い位置(EF210等と同じ辺り)に変更されましたが、10号機以降は再び明るい赤色に、塗装パターンも変更されてイメージが一新、結局その塗色が多数派となって現在に至ります。愛称はEF210の桃太郎に対を成し、力持ちのイメージから「金太郎」となりました。主に東北方面を主体としていましたが、近年は九州及び関門トンネルにも運用範囲が広がっています。
 

■[4209]
EH200-901…'01年に登場。8軸に拠る粘着性能向上を狙った勾配線区向けとして、EH500をベースに直流専用としたものです。車体前面は大きく傾斜した流線型ながら直線的でスマートなデザインであり、同じEH級ながらEH500ほどの圧迫感、威圧感はありません。901号は試験運用中にパンタグラフを下枠交差式のPS22系に載せ替えていた時期もありました。基本的にはシングルアームパンタグラフです。量産機は外観上はあまり目立った変更はありませんが、愛称「BlueThunder」ロゴマークは量産機にのみ貼付けされます。
出力的には短時間定格で5140kwにもなり、単純にはEF64の重連に相当します。当初は勾配向けと言いつつも苦手な面もあったようですが、中央本線のEF64-0、上越線のEF64-1000を置き換えています。
 

■[4382]
EF510-1…'02年登場。EF210並のパワーを持った交直両用3電源式機関車で、EF500で果たせなかった北陸線等のEF81置き換えを主眼に置いたものです。既に技術的には成熟していたこともあり、試作機901号ではなく量産先行車1号機として登場しています。量産機は翌年から、外観の差異は腰部白帯が細くなったり、愛称「RedThunder」ロゴマークの貼付けくらいで、大きな差はありません。当初の想定通り、日本海縦貫線及び関西圏での運用となっているので、関東近郊では縁のない車両でした。
民営化以降、機関車を新製していたのはJR貨物だけですが、JR東日本が北斗星・カシオペア牽引用としてほぼ同一設計の500番代を発注。元々田端機関区のEF81は間合い運用で貨物列車の先頭に立っていたこともあり、500番代も同様に関東近郊の貨物運用に充てられていました。しかし、旅客運用が終了に伴って全機がJR貨物へと移籍。これは当初より織り込み済みだったようですが、つまり、再び関東近郊では縁のない車両へと戻ったのでした。
 
…後は'10年登場のHD300-901もありますが、まだ描けていません。(存在を最近まで忘れていた。)
そういえば数年前に、久々に新座ターミナル横を通過した時に、入換機がDE10からHD300に替わっていて「あぁ、時代は変わったのだな…。」と思わされました。隔世の差というべきか、次世代機のイメージが強く、なんだか馴染めませんネ。時間の問題かとは思いますが。
2016/06/09 20:01 | TB:近作紹介 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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