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■Tomix ハイモ180
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Tomixの樽見鉄道ハイモ180レールバスです。
レールバスのルーツは西ドイツのVT95、そして日本では国鉄がソレを模倣したキハ01系と、その後に富士重工が製作した南部縦貫鉄道のキハ10型等が有名ドコロですが、その富士重工がレールバス20周年を契機に「新時代のレールバス」を提案したLE-Carシリーズは、折しも国鉄末期に赤字ローカル線の廃線、第3セクター化しようか…という時期に登場しました。
改良版LE-CarIIでは、2軸車でありながら台枠に軸が固定された単台車方式ではなく、それぞれが旋回能力を持ったエアサス式の1軸台車(枕バネ=空気バネ、軸支持=軸梁+緩衝ゴム)となっており、軸距の延長が車体の大型化を可能にし、乗り心地も(多少なり)向上させています。
LE-CarIIのテスト車両は一端を非貫通式、もう一端を貫通式とした”如何にも”な風貌で、投入例第1号となった名鉄では貫通式を、続く樽見鉄道では非貫通式を選択。投入先は必ずしも新興の3セク鉄道に限らず、既存の鉄道の末端区間に於ける合理化の為に投入された例(名鉄の他には近江鉄道だけですが)もありました。
非貫通式のレールバスは樽見に続いて北条鉄道や三木鉄道にも投入されましたが、大きな1枚窓で傾斜があった樽見のソレとは違って、中央ピラーで区切った2枚窓はほぼ垂直、側面の窓にも差異がありました。
結局、大型化したとはいえ12m程度の車体では収容能力に限界があり、ラッシュ時間帯には連結運転が必要になるなど不経済な面もあり、後続はもう一回り大きな15m級2軸ボギー車に切り替える例が多く、2軸タイプの所謂「原初」レールバススタイルの車両は、またも少数派に終わったのでした。
 
模型では実車登場の翌年('85年)に第一陣が製品化されています。同じく3セクの三陸36型に続くラインナップであり、王道である国鉄車両のみならず、小型車両にもスポットライトを当てることで、鉄道模型の世界に幅を持たせようとしていた時期だったようです。翌年発行のレイアウトプラン集vol.5に於いて、小型レイアウトプランには三陸36型共々添えられています。
史実通り?LE-CarII(試作車カラー)、樽見ハイモ180の順で、先ずはM車が先行。後にT車も加わり、実物が翌年デビューだった北条鉄道カラー、三木鉄道カラーも続き、各色のM+T2両セットもありました。
 
…厳密に言うと模型は「樽見ハイモ180」なので、LE-CarII試作車では半分(笑)、北条と三木は完全に形状違いとなりますが、そのためか形式に言及していない「カラー」という製品名となっています。
 
これらは'90年版カタログ(休止品扱い)を最後に姿を消しますが、'97-'98年版カタログからはバス(ストラクチャ)と共に、まさかの「未塗装キット」(#92199)として再登場するのでした。製品の名義は有田鉄道ハイモ180となっていますが、これは樽見鉄道の同型車が有田鉄道に譲渡されたものですから、形態的には正解です。車体をクリーム1色に塗装するだけで複雑な帯塗装は付属のデカールによって賄えるようになっていました。
結局、この未塗装キットも2006年版カタログで中止品となり、翌年版以降姿を消して久しくなりましたが、実車も耐久性に乏しく(鉄道車両として見た場合の話ですが)現在ではその殆どが息絶えてしまっています。
唯一営業用として残るのは、北条鉄道から移籍した紀州鉄道キテツ1型が2両あるのみ。紀州鉄道といえば、'00年代の末期頃まで昭和30年代製のオンボロ気動車(キハ600)が現役で走っていたことで有名ですが、物持ちがイイと言うべきか、再び稀有なレールバスの砦となってしまいました。営業用ではないですが、廃止された有田鉄道の廃線跡を利用してキハ58003と共にハイモ180が動態保存されている他、樽見鉄道のハイモ180が沿線の本巣市内で静態保存されているらしいです。
 
動力ユニットは大きな窓の開放感を活かすため(?)、黒染めのダイキャストでモータ部分以外は窓の下に収まっています。上に載せた写真はT車なのでモータ部分の出っ張りがなく全て窓下に収まっていますが(見えますかね?)、T車でもダイキャスト左右分割の立派過ぎるウェイトが用意されていて、M車と共通のオプションとして機関車用ヘッドランプ基板(#0711)を挿入できるようになっていました。
構造的にはシンプルに、モーター軸から伸びたウォームギアが直接動輪を回すものです。ギア素材は全てプラ。車輪はセンターにギアを配したピボット軸方式の専用品で、(M車/T車共通)シャシにモールドされた軸受けに嵌まります。遊びは殆どありません。集電は各軸の直上から集電バネを踏面に直接接触させる方式で、これも径が通常よりちょっと細い専用品で尚且つ素材が固めで、4本もありますから伸縮させるには自重が軽すぎてサスペンションとしては機能しません。その集電バネで目一杯持ち上げられた高さで以って、動輪とウォームギアの噛み合せが丁度良くなる(バネ無しでは噛み合いすぎて異音を生じる)ので、常に背伸び状態、3点支持なんて何処吹く風…という感じでした。尤も、ギアの噛み合わせはシャシの反り具合等が影響しているので、個体差とか経年とかそういうハナシなのかも知れませんが。
シャシの反りを調整して、目一杯下げた高さでギアの噛み合わせを調整し、自重で沈み込んでくれるくらいテンションの低い集電バネ(カプラーバネで代用)で以って似非3点支持を構成することで、カーブレールに進入しただけでバランスを崩して止まってしまう…というアホな事は解消出来しました。テンションの調整がミソですが、通常沈み込んでいても裏っ返すと車輪くらいは浮かせられるレベルのテンションが理想的。沈ませるためにただ単にバネが短いのではなくて、常に接触させて「追従」させるのです。
一方、T車では真鍮線(?)を中央部分から伸ばして車軸に当てるような構造で、軽くテンションがかかっています。要するに、動力車で苦労した点が最初から出来ていました。(汗
 
実物もユサユサと揺れながら走っていたようですが、模型の場合はそのピッチが速いので実車さながらとは言い難いですネ。走行音も低いギア音がやや響く感じで、初期スプリングウォーム動力のような爽やかな雑音というワケにはいきません。所詮Nゲージの2軸車両ですから、集電不良でピタリと停まったりせずに走破してくれるだけ良いと思わねばバチが当たります。
 
連結はダミーカプラーを外し、その穴にドローバーを挿入することによって可能ですが、正直アーノルトカプラに比べちゃうと扱いが面倒です。mokoの手元にはLE-Car試作車タイプと樽見ハイモ180が1両ずつありますが、一方は部品取りみたいな感じなので単行オンリーです。
鉄道車両らしからぬ風貌、独特のリズムのジョイント音。
知りもしないけど勝手に憧れちゃってる'80sに思いを馳せてみます。
 
どーでもいい事ですが、この前後の時代に登場したTomixの車両、如何にも「小型レイアウトの住人」という雰囲気が愉しくて仕方がありません。
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■Cタイプ小型ディーゼル('83)
走行性はちょっとアレですが、その外観や雰囲気は小さな鉄道の妄想のサカナにはピッタリで、当時のファーストセットNo.1相当の組み合わせにオハ35系客車を1両加えるだけでも貨物/旅客の愉しさが生まれます。
 
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■三陸36型('84)
カタログに「レイアウトボード1枚の作例」が20年以上も載り続けている同車は、DE10と共にTomixに於ける小型レイアウトの代名詞だと思います。何より1両で完結する手軽さであったり、そのカラフルでいて派手過ぎない車体色が田舎風景にも郊外風景にも似合うように思います。
 
…現在であれば、キハ120や3セク向け等のN-DC、LE-DC系列であったり、鉄道コレクションの台頭もあって、小型車両も溢れるほどに増えましたから、その潤沢な選択肢の中から選べばよいでしょう。
2015/10/13 00:32 | 模型 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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