■スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/-- --:-- | スポンサー広告 | page top↑
■クモヤ193系他
TrainBannerForum '15/8/1 UP
8月ということでクモ「」形式を2タイトル。
 

■[6649]JNR クモヤ193系
 
おおよそ、Nゲージ模型を趣味にしてる人にとっては、国鉄ゲテモノ類の中でも最も身近な存在だと思われるのが、このクモヤ193系です。
実車は'80年に登場。前身のこれまたトンでもないゲテモノ電車だったクモヤ191系のバージョンアップ版で、架線検測はレーザー光線によって昼間でも運用可能になり、信号検測ではATSに加えATC信号の検測に対応しました。
いわゆる「ヤ」形式(職用車/事業車とも)なので、重々しい紺色にイエローの警戒ストライプが如何にも特殊用途車両の意を示しますが、顔のパーツ自体は特急電車のソレと同じであり、スピーディなイデタチなのがまた愉しいところです。
特急ダイヤに乗せることも出来るように、顔だけでなく、足回りも特急電車同等の最高速度120km/hで設計されており、先頭部の高運転台は同時期に製造されていた183系1000番台から流用しています。が、そこから後ろの車体はユニット窓と併せて急行形のような印象。少し長めの21m級車体であり、端部は車両限界避けのために絞られています。
クモヤ193(下枠交差パンタ)は架線検測を担当。パンタグラフは検測用で集電には対応していません。床下は駆動系機器が中心。屋根上には観測ドームがボコっと出ています。
クモヤ192(菱型パンタ)は信号検測を担当。ATCの速度照査を正確に行うために、先頭側の台車はトレーラのTR69となっています。(動軸の場合、空転しやすく正確な速度を検出できないため。)ゆえに、制御方式は端子電圧を上げて1C6Mとなっています。床下は空気系および補助電源関連。CPは明確に撮影された画像に辿りつけず、とりあえずC-2000として描きましたが、2両編成にはオーバースペックな気もします。
パンタグラフは先頭側が集電専用。連結面側は集電と架線検測の両方に対応していたようです。両方共上げていたり、或いは先頭側(集電専用)パンタだけを使用することもありました。
後年…JR化前後の頃には、一部の窓が閉塞されていました。このイラストは閉塞前の原型=国鉄時代のイメージです。更に後年には交直流問わず入線可能な後継車(East-i)の登場で'03年頃に引退。その後もしばらくは大井工場に存置されていましたが、結局'13年頃に解体されてしまったそうです。残念…。
 
Mcy191-1_1.gifMcy190-1_1.gif
■[6661]JNR クモヤ191系
 
そして、前形式のクモヤ191は、当時余剰車であった181系(元151系含む)のモハシ180とサハ180を魔改造したもの。クモヤ193系と同じく183系特急型電車の先頭部を意識しているのですが、種車=中間車両=切妻の台枠を活かして造成してしまったため、素晴らしく扁平な電気釜フェイスになってしまったのです。云うなれば超ローポリモデルとか、初心者向けペーパークラフトのような顔つき。側面は一部の窓が埋められた以外は種車の窓割りが垣間見れるもので、元食堂室辺りの不揃いな感じ等を含め、正にゲテモノと呼ぶに相応しい車両です。
実車は'73年登場。これまでは旧国由来のクモヤ93000だったり、'66年新造のクモヤ495系といった「架線検測車」は存在していましたが、加えてATS等の信号関連の検査を同時に行えるようにしたのがこの車両。クモヤ191(元サハ)が信号検測、クモヤ190(元モハシ)が架線検測を担当しています。基本的に検測用パンタ (下枠交差)は2基とも上げており、集電用パンタ(菱型)は常に先頭側1基を使用し、検測用と隣接する連結面側は下げていました。
床下については、元モハシはビュッフェ関連の機材…水タンクなどを撤去し、種車時代は先頭車に集中搭載されていたため中間電動車には搭載していなかったMG・CPを追加。元サハは丸々電装していますが、新たに用意された動台車がDT32であったため、ユニット間でチグハグになっています。
田町電車区をネグラに首都圏を中心に活躍したようですが、奇しくも「こだま形」の成れの果てが、古巣に里帰りしたような形になりました。まぁ、全く別人になってしまっていますけどね…。また、登場当初の塗装は警戒色は黄色ではなくクリーム色だったそうですが、ちょっと想像がつかないので描いていません。
後年、ATC対応のクモヤ193系にバトンタッチしたのは先述の通り。暫く併用された後、クモヤ191系は'83年頃に廃車となったそうです。改造後の活躍期間が短かった理由としては、ATC非対応等の機能的な面は勿論ですが、そもそも種車の経年と、俗にいう魔改造によって老朽化が加速してしまった…というのもあるように思います。末期と思われる写真では屋外にて留置されていたのか、外板がボロボロになっていますし、先頭部分には切り接ぎ痕がくっきりと浮かび上がっていました。
 
ついでに、冒頭で触れた模型について。
img20150712_004-.jpg
Tomix 92007 クモヤ193系クリーニングカー
 
NゲージではTomixが'81年頃に製品化しています。1形式1車両しか居ないのに大抜擢…実物登場から間もなく、話題性もあったのかもしれません。
この車両の愉しいところは、実車よろしく模型でも特殊機能…レールクリーニング機能を搭載してる点です。
クモヤ192のTR69相当の台車には金ヤスリ状の車輪がセットされ、特殊な組み合わせのギアで以って台車内側に向かって逆回転するようになっています。これはどちら向きに電流が流れても内部基板のダイオードで常に一定向きに整流されていました。
つまり、クモヤ193は動力車、クモヤ192もヤスリ車輪駆動のために動力ユニットをもつため、都合動力車2両セットのような雰囲気です。この当時の動力ユニットは上下分割式で、ダイキャストブロックが車体内いっぱいに詰まっていてズッシリと重い。それが2つもあるのですから…手に持ってみると、言い知れぬ重量感と幸福感、そして紙の外箱が千切れてしまわないかという不安感を覚えるのでありました。(笑
このTR69はヤスリのない通常仕様の台車も交換部品として付属しており、模型的な意味での特殊用途ではない、通常の模型車両として扱うことも出来ました。また、初期の頃は平行して#92010としてクリーニング機能無し+ヘッド/テールランプ点灯仕様のアイテムが存在していました(モーター等が省略される分、割安設定だったようです。)が、これはごく短期間で消えてしまったようです。
その後は#92007だけが長年カタログに掲載されていましたが、ヤスリでガリガリ削ってしまうのは、レールの材料がステンレスだった初期の頃は兎角、近年の柔らかい洋白レールにはあまりよろしくない…ということで、'01年に金ヤスリ以外の選択肢が選べるレールクリーナーカー(#6421)が登場しましたが、実在する車両を模すこととクリーニング機能を両立させるというセンスには敵いません。その点では後年に登場した有井のマヤ34は実車が軌道検測車なのを利用して、模型でもレールクリーニング機能を有していました。別途機関車に牽引させる必要があるのもまた実物同様でしたが。
後にクモヤ193系はクリーニング機能のない純然たる模型車両として再デビューしています。同時に限定品として同じく特急タイプの顔を持つ交直流対応クモヤ443系も製品化していましたが、単なる色違いの「TYPE」モデルでした。ランプ類も点灯し、運転台窓サッシに色が入るなどグレードアップされつつも、基本的には旧製品のままなので車内にダイキャストがミッチリ詰まった重量級モデルでした。(笑
 
…同じくTomixのソ80やシキ1000、DE15のラッセルヘッド等と一緒に車両基地の端っこに装備すると、
個人的に思う、図鑑で見るような「国鉄時代の怪しい雰囲気」が再現できるような気がしています。
2015/08/01 00:00 | TB:近作紹介 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
n e w < < 中峰変電所 | H o m e | ブロック≒ドット絵 > > o l d
コメント
コメントの投稿














トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。