■JR E993系試験車AC@Train
TrainBannerForum '15/3/29 UP
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■[10609]JR E993系 AC@Train
教習/訓練/研修機械の流れをぶった斬ってE993系試験車です。
愛称は「AC@Train」・・・ADトレイン(広告貸切列車)ではないのですヨ念のため。そういえば最近は車体広告ラッピングが珍しくなくなった為か、先頭車に「ADトレイン」マークを掲出してる姿を見なくなったような気がします。
E993系はJR東日本に於ける次世代タイプの通勤電車として第一次の完成を見たE231系から、更なる発展を目指して新機軸を盛り込み'02年に登場したトンデモ試作試験車。愛称のAC@TrainはAdvanced・Commuter・Trainから来ていますが、今思えば''@''に時代を感じますね。
国鉄時代に存在した振り子試験車のクモハ591や、先日解体されたという悲報が入ったガスタービン試験車キハ391といったゲテモノ以来の連接車、そして編成中の4車体で採用している外吊りドアが目を引きます。
連接台車にはDDM駆動方式を採用していて、車輪数削減と併せて車両走行音の軽減・・・それどころかモータ駆動音は殆ど「無」レベルにまで低減させています。外吊りドアは戸袋分の厚みを無くすことによる車内幅の拡大を狙ったものでしたが、その後の車両には採用されていません。また、連接台車とDDM駆動は京葉線のE331系で採用されて14両編成(7連接×2ユニット)1本が製造されましたが、結局は諸々問題が発生したため製造から10年ほどで廃車。営業運転に供されていた期間は僅かでした。
'02年といえばE231系の500番台等が増備の真っ只中というような時期でしたが、E993系で試験されたデータは、その後に増備されたE231系近郊形後期タイプ(東海道線など)にはグラスコクピットが早くも反映されていますし、後に続くE531系、E233系にも遺伝子は受け継がれています。また5車体中1つだけ外吊り扉ではないサハE993の車内は半室グリーン車を想定したものとなっていて、クハE992、モハE992のアルミダブルスキン車体と共にE257系へとも遺伝子が受け継がれているのかもしれません。
 
さて、外吊りドアといえばキハ35系(強引ww)ですが、奇しくもE993系は川越電車区に配置され、主な試験走行先の一つだった川越線は、過去非電化時代にキハ35系の活躍が見られた線区であり、さらに言えばガスタービン試験車のキハ391も大宮工場に配置されていた関係で、川越線での走行実験が行われていたことがあります。そして電化時に投入された103系3000番台も元72系という特異な経緯の持ち主で、何の縁だかゲテモノの集まるエリアなんですよねぇ川越線って。
ナンバリング的にはE991(II)系の続き番、という形になってたのかもしれませんが、事実上直接のつながりを考えると、前形式はTRY-Zと言ったほうがシックリ来ますネ。
E993系は各種試験に供された後、'06頃に廃車されました。登場から僅か4年後の話です。mokoは大宮駅(地下ホーム)で試運転中の同車に1度だけ邂逅していますが、突然のことで写真は撮れず。あとは大宮工場のイベント時にチラッと見かけた程度でしたが、その存在感たるや、緑色のゲテモノが颯爽と駆け抜けたゼロ年代でありました。
 
ちなみに、そもそもキハ35系が外吊りドアを採用したのは、車体の構造上、戸袋を車内に含めることが難しかったためです。他では、初期の451系先頭車で構造上やむを得ず前位だけ外吊りドアとしていたり、和田岬線専用のオハ64では一方の側面にだけ車体中央部に出入り口を増設し、ここに外吊りドアを採用しています。一見するとHゴム窓が2つ並んで両開きなのかな、と思わせておいて片開きなのがミソですね。
2015/03/29 15:01 | TB:近作紹介 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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