■Tomix Cタイプディーゼル
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Tomix #2021 オレンジ
フリースタイルなので賛否が分かれるようですが、個人的には思い入れもあって、何よりカワイイので好きだったりする訳です。部品が手に入ったので、約10年ぶりくらいの復活。車体の状態は悪いですけどね。
足回りはDE10のDT131とDT141の内の外側1軸分を抽出したような、Cタイプなんて名乗ってますが厳密にはB+1(B+Aじゃないよ。ただの従輪だもん。)という軸配置。ゆえにトラクションが掛かりづらく、走りはそれなりです。
車体はDD51-1やDD20-1を彷彿とさせる丸目ランプのボンネット、側面はDE10をショーティさせたような雰囲気で、セミセンターキャブな凸型をしています。キャブ部分はDE10とDD51を混ぜたようなスタイルです。何気にSG用のルーバーらしきものが両側にあります。全長は2軸貨車と同じくらいの70mmなんですが、高さが結構あってDD51旧製品(#2207等)と同じくらいあり、ウェイトもキャブ内いっぱいに含まれるため、重心はかなり高いです。
 
最初に登場したのは'83年カタログ掲載のファーストセットAです。それ以前にもC軸の小型ディーゼル機関車は存在していましたが、香港製のL字型スイッチャー…現在ではバックマンのプリムスと言うと通りが良いでしょうか。一方コチラはオールニューされた日本製です。
初回はDD20-1やDD13のようにオレンジ+白帯+そこから上はキャブを含めてグレーという配色の写真がカタログには掲載されていましたが、カタログの記述ではワム80000+トラ70000とあるのに対し、写真では香港製のワム280000+トラ55000で代用しているため試作品の可能性もあり、実際に出回ったモノなのかどうかは不明。その後のカタログ写真でも今と同じオレンジ+側面だけ白帯になっていますが、これらが単品で発売されるのは少し後の話。
尚、ファーストセットというのは今でいうベーシックセットに相当しますが、当時のベーシックセットはパワーユニットだけ含まない製品の名称としていたため、オールインワンの製品として区別されました。'83年カタログ時点で掲載されたファーストセットはCタイプディーゼル+貨車のAと、185系4連を含んだBの2つだけでしたが、翌年以降に品名を英字から数字に変えて485系4連を含む「3」が追加、更に翌年には185系に代わってEF65+24系(旧製品)という内容の2代目「2」が追加されていたようです。
その後はベーシックセットの名が復活してCタイプは一旦ラインアップから外れ、'86年頃から黄、青を加えて単品で展開していたようです。(#2021~2023)、それから15年程経った'00年には茶、緑、白を加えた6種類(#2024~2026)に増え、'01年頃には再びベーシックセットに抜擢されます。黄色の車体で、前面にはゼブラ模様が入ったセットオリジナルのアイテムでした。さらに翌年には色違いでミントグリーン色が、'04年頃にはDE10等に見られた青色更新色をモチーフにした塗色のベーシックセットも登場しました。その後は暫く再生産が途絶えていましたが、なんと去年頃にTomixWorld大宮限定オリジナルモデル(#93515)として復活したのでした。
 
ランプ類は点灯せず、モールドに色刺しすらなく、足回りも金属地丸出しの車輪が丸見えなので、結構チャチぃです。最低限はヘッドランプの色入れ、車輪は輪芯を塗装してしまうか、同じφ6.2mmのDE10旧製品から流用すると、輪芯パーツが付くおかげで非常に見栄えするようになります。ただ、ゴムタイヤが1つ減るので、ただでさえ低い牽引力がさらに下がります。平坦線なら大丈夫かもしれませんが、勾配ではキツいかも。(単機で滑るレベル。)
集電シューにはスプリングが入っており、多少の上下動を許容しています。スプリングレートが適切であれば、まぁまぁ良く走るほうだと思います。この手の機関車に必要なのは、集電車輪の線路への追従性と軸重配分であり、要するに3点支持がしっかり機能していて、尚且つ前後外側の車輪が動輪ならば、ウェイトが多少軽くても安定して走るということ。この車両は軸重が一番掛かる軸がトレーラ(従輪)で回転抵抗も大きいので、バランスが悪いのです。
とはいえ、元々長大編成をけん引するようなキャラクターではないので、2軸貨車を2~4両くらい牽き連れて低速度でトコトコ走らせるのがカワイイと思います。
鉄道模型の小型フリーランスロコというのは、入門用等の位置づけにあるのですが、それはフルスケール機が高嶺の花だったHO/16番の話で、省スペースで走らせられるし、いくらか手が出やすかったのでしょう。どっちにしろ全体的に高かったでしょうけど。
一方のNゲージは元々が省スペースでフルスケールの車両を愉しむことに主眼が置かれていたこと、全体的に安価であったこともあって、この手の車両は普及浸透するまでに至っていない感があります。
黎明期におけるプリムスやKSKタイプCタンクSLは、安価ではありましたが(DL=¥1,900、SL=¥2,500だったらしい)、性能はソレナリ。この国産Cタイプディーゼルに至っては、もう少し頑張ればフルスケールの機関車(KATO #7001 DD13 ¥3,900)に手が届いてしまう価格設定だったので、尚更意味がなかったように思います。
¥3,000といえば、KATOのキハ20はCタイプよりも安かった(#6001 ¥2,970)ですし、マイクロエースからもCタイプロコ群が発売されていましたが、そちらはもう少し高価(¥3,600)でした。その点ではKATOのポケットライン(#13-501チビ凸)が¥1,900だったので、それと線路をテキトウに合わせれば、入門用には一番適していたんでしょうけども。
 
(*注意*)値段、ラインアップは2000年頃の話です。Tomix製品は'90年代初頭に値上げしており当時の価格は一部を除き不明。また今では中古でもプレミアを付けていたりするものもあり、この値段で入手するのは難しいかもしれません。
 
個人的には、模型趣味にハマって間もない頃に1度手にしましたが、上手く走るようにしたいとイジってるうちに壊してしまって、'03年頃にもう1台入手。今の車体がソレです。こいつも結局はイジってるうちにギアが摩耗してしまってダメになってしまったのでした。ちなみに、車体は黒パステルで煤汚れをつけてしまっていたんですが、流石に小さな凹モールドに入り込んで、しかもギアオイルによる染み付きなんかもあって、キレイに落ちませんね。
 
勉強机の上に(ぉぃw)、それこそファーストセットAと同じような楕円オーバルを組んで、2軸貨車を2両くらい牽引させて・・・支線や地方私鉄のようなヨレヨレでミニマムな雰囲気が好きだったのですよ。
以前、鉄道模景シリーズ序盤で取り上げた中学時代のレイアウト(奥武蔵)のカーブがキツイのは、Cタイプディーゼル等の小型車両が活躍する風景を思い描いていたからです。本当はコイツと、KATOのポケットラインが欲しかったんですが、近所にはどこも売っておらず、入手できませんでした。
 
10年越しに、当時は技量的に躊躇していて叶わなかった、情景付きのレイアウトを走る姿。
熱望した未来にやっと来れた。そんな感じです。
・・・What is the next future・・・?
2014/06/23 00:00 | 模型 | コメント(4) | トラックバック(0) | page top↑
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コメント
深い緑の中に赤いDL、よく映えますね。

自然の中を走る機関車の塗色って、茶色や緑系統の色で擬態するか、警戒色の目立ちたがりという分類を感じていて、どっちも良いんですが、前者は堅実な感じ、後者はマスコット性が高い印象があります。
(秩父デキは両方ありますが、そんなイメージありません?)
この赤色Cタイプは正に後者の方で、少しポップで可愛らしいですね。

個人的にはヘッドマークなんかもつけたくなりますw
「76年間ありがとうございました」……、だと縁起が悪いので、「おかげさまで80周年」みたいな。

ところでこのモデル、カタログには「オレンジ」と書いてありますけど、カタログの写真見ても、mokoさんの写真を見ても到底オレンジには見えないんですよねw
もし国鉄DLを意識したなら「朱色」じゃん、って思うんですけど。
by:ゆきもよ | URL | #lOb9yI2E【2014/06/23 10:51】 [ 編集] | page top↑
どもども
実際に見える色に浮かぶ名前と、アイテムネーミングの為のデフォルメの差ってところなんじゃないかなぁ。
そういえば。以前45-50s兄とJR貨物のコンテナの色は「茶色」か「紫色」かって話が出たんだよね。人それぞれ同じ色が同じように見えて理解する(視力、思考、感性の違い)とは限らんので、難しいところです。
まぁ、この写真はケータイで撮ってて、コントラスト強めてるのでより赤っぽく映ってしまってるんだけれども。カタログのはもっとオレンジに近い色だけど、元々Tomixのディーゼル機の朱色は赤味が強いのですよ。(同期のKATO製に比べての話。)
 
秩父の赤デキはやっぱり悪ふざけなんだろうなぁとww青色系は堅実で清楚でって感じには激しく同意なんだけど、その青色自体の色味次第ってところでもある。
RGB値でいうところの、アホみたいにB値が他とかけ離れてる青色(原色系)だと、結局は赤色と同じ事を感じると思うね。赤も、国鉄の交流電機とか三井三池の臙脂色に近い赤だったら、そこまでマスコット性は感じないんじゃないかと思うなぁ?なんちて。
 
ヘッドマークの件はごめんよく分らんです。(><;)
掲げることには理解するけど、不吉な76年の由来はどこにwww
by:moko | URL | #uBfUABJ6【2014/06/23 20:42】 [ 編集] | page top↑
具体的にそういうカマがいたとか、HMがあったという訳ではないんですが、大夕張鉄道から持ってきました>76年

色は色相より彩度と明度の問題でしたね。
イマイチうまく伝えられませんでしたが、仰るとおり国鉄電機などなどの落ち着いた堅実感は同意です。
何色か分からない車と言えば、以前話したニューレッドアローですねw

まったく話が変わるんですが、この前に録ってきたつくばエクスプレスの走行音を今チェックしてるんですが、現地でのモニタはよほど遮音性のあるヘッドホンじゃないとアテにならないですね。

ちなみに、ロングシート袖仕切りの内側に、ピンマイクをマステで留めて録りました。
ダイヤグラムで列車を狙い撃ち&録音車両(M1車)を調べておいたので、思ったより良い感じにモーター音とインバータが聞き取れます。
が、結構お客さんの声が入ってしまいました。
今度は空いてる列車を探りたいと思います。
by:ゆきもよ | URL | #lOb9yI2E【2014/06/23 22:48】 [ 編集] | page top↑
>>夕張
おお。そいつは縁起悪い。なんて言うと地元の人にフルボッコされそうですが、
夕張とか美唄とか室蘭なんて地名を聞くと、黒煙もくもく煤だらけの印象ですなぁ。
その時代生きてないけど、魅了してやまない国鉄の油臭さみたいな格好良さがあると思うのですよ。
 
>>ニューレッドアロー
川越が生意気にも「小江戸」なんて名乗っちゃってるので、「江戸紫」のつもりなんかもしれないけど、
一説には川越の名産品であるサツマイモの紫って話もあるよ。
 
>>録音モニタヘッドフォン
ほほう。本格的ですなぁ。これで風防マイクをスタンドでセットしたアカツキには完全にサンドクリエイターな風貌に。いや、何でもないですよ。
遮音性でいえば、カナル型イヤフォンが最強なんじゃないかな、と思う。思うだけで確証はないっすよ。 
 
空いてる列車の定番というと、朝ラッシュの逆方(下り列車)とか、深夜の上り列車なんだろうけど、路線によって客層が違うから一概には言えないし、好条件でもその数少ない客が都合よく静かにしててくれるとは限らないんだよね。コレが一番神経すり減らす部分です。
本線の末端、つくば線で言うと守谷の先・・・は、実は本数が減って利用客が集中すると思うんだけど、深夜に筑波方から乗ればそんなに客が居ないんじゃないかと踏んでみる。ただ、守屋以北だとTX2000しか来ないよね。
守屋以南でも、各駅停車しか止まらない駅ってのは利用客が少ないから不遇な扱い(笑)になるので、優等列車に比べれば空いてるんじゃないかなーと。この場合はTX1000しか来ないよね。
以上、開業してスグくらいに1回乗ったきりの人間が送るアテにならないアドバイスでした(笑
by:moko | URL | #uBfUABJ6【2014/06/24 02:43】 [ 編集] | page top↑
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