■4年目の正直
TrainBannerForum '16/2/29 UP
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■[9595]フラノEXPvol.1
■[9659]フラノEXPvol.2
初回作品も発表日が2/29でした。4年に1回だけの日付なので、何か特別なものを、という意味を込めて描いていました。それが前回の閏年2/29だったワケです。つまり、もう4年経ったってコトなんですよ。死にたいね。
その4年の間で変わったことと言えば、Hゴム表現に丸みを求めて以前の単純な色使いじゃなくなり、作画に苦労するようになったとか、4年前の今頃は、4年後までにはキハ183系を描いていて、次回の閏年の更新時にはフラノ中間増結車を追加できるであろう…とか思っていたんですが結局実現せず。トマサホとかアルコンとか描きたいと思うのにすぐ忘れるしで、なかなか実行に移せないんですよね。この悪癖は4年前から変わりませんし、多分悪化しています。
と言っても4年ぶりの変更ってワケではなく、ちょうど中間頃である'14年には全長の奇数px化(1px短縮)を行っています。当時はちょうどキハ52を発表した頃で、ソレにつられて更新したものでした。今回は種車のキハ80系も10年ぶりに描き直しているので、その一環なのですけど、床下の表現は今月アタマのキハ58系と同レベルとし、車体はHゴム表現色増加と前面の傾斜角度、種車由来の窓割りをイジっただけで、実は前回と大きくは変わっていません。ちなみにそのキハ52も同じ仕様に統一して、先日一足早くUPしてあります。
作画に苦労すると言っても、下準備(色づくり)が面倒なのであって、その先は作業量こそ多いけどピクセルと睨めっこしながらあーでもないこーでもないしてるのが愉しいんですよ。多分。何だかもうよく分かんないけど。
 
ちなみに実車は引退後も苗穂工場に放っぽられていましたが、残念ながら去年('15)末頃に解体されてしまったという悲報が飛び交ったのも記憶に新しいです。勿体無いですが、余力のないJR北海道にはどうしようもなかったのでしょう。JR東のキハ391もそうでしたが、せめて解体前に知らせるなりしていれば、拾う神が居たかもしれないのに。
 
ところで、実車はデビュー年がJR移行直前の'86年末だったワケですが、mokoの絵に於いて国鉄時代に車籍があったものは概ねタイトルにはJNRを冠するのですが、フラノはJRにしています。まぁ、実は気がついたのつい先程だったんですけど。(爆
ミスである一方で、国鉄時代はキハ80-501を除く3連=落成時の姿だったワケです。キハ80-501を含む4両編成の姿はJR移行のモノということになります。JR車籍で正しいといえば正しい。
まぁ、ですから今後描くかもしれないアルコンも増結状態で描いてJR仕様ってことにするでしょうし、トマサホなんて当初よりJR車籍ですし。統一感があってもいいかなと思っています。
 
もはや実物の整備保存は在り得なくなりました。これからは記憶と模型と、そしてデジタル作品で遺していくしか道はありません。その一端をTBが担えたらいいなぁ。と、無責任なことを思っています。
2016/02/29 01:02 | TB:近作紹介 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
■キハ58系
TrainBannerForum '16/2/2 UP
Dmc58-1100jnrx4.gif
言わずと知れた名車であるキハ58です。これもずいぶん長く放ってましたが描き直しました。
■[4527]JNR キハ58 vol.1(平窓)
■[4534]JNR キハ58 vol.2(パノラミック窓)
■[5670]JNR キハ28 vol.1(平窓)
■[5761]JNR キハ28 vol.2(パノラミック窓)
■[5735]JNR キハ65
■[5757]JNR キロ28 vol.1(平窓相当)
■[5758]JNR キロ28 vol.2(パノラミック窓相当)
■[7968]JNR キロ58
■[7969]JNR キユ25(1&2,3&4)
 
○新旧比較
先月に窓の数が違くね?というネタがありましたけど、ホント謎です。
dmc58-400,1exp dmc58-400,1expJRW dmc58-401_1.gif
左から'06年時点の通常版、'09年に間違ったまま加筆して「砂丘」に含んでいたもの、今回の新作。
'06年頃の車番表現省略は、ソレはソレで意味があったんですけど、まぁソレはさて置いて、昨今の仕様として車体R表現をカクンと2色表現ではなく間に1色挟んで3色表現としています。急行色の朱色部分も色々観察していたらもっと明るいほうがソレっぽいかな、というわけで変更しています。実は床下は1px全長が縮んだ以外は細かい加筆程度でベースは変わっていません。1エンジン車は発電セットの有無や描き分けを追加しています。
特にエラーはキハ58/キハ28の側窓の数だったわけですが、パノラミック窓車の乗務員扉についても左右で同じ位置にしてしまうエラーというか勘違いというか、これは'09年頃に追加した絵(砂丘、かすが/みえ、たかやま等)では応急的に直していたんですが、急行色はずっと放ったままでしたので今回漸くと言った感じです。
 
○形式解説
これも以前に書いたことではありますが、おさらいを兼ねて。

キハ58
走行用エンジン2基。屋根上に載ってるのはトイレ用の水タンクです。平窓車は当初非冷房で、後年冷改されますが、冷房用の電源は自車に発電セットが積めないため、随伴するキハ28等から分けて貰う必要があります。パノラミック窓車も当初は非冷房ながら暖地向けはほぼ冷改され、寒地向けは非冷房のまま残ったものもあります。
パノラミック窓グループでは普通車でも強制換気装置が客室端に設置されるようになり、非冷房車でも屋根上には殆どベンチレータがありません。

キハ28
走行用エンジン1基。平窓車はやはり当初非冷房で、床下の艤装配置も冷改後とは異なるものでした。冷改後は後位にディーゼル発電セット(4VK)を搭載、冷却用の吸気ダクトが車体側面に追加されます。
パノラミック窓車では当初非冷房ながら冷房化を見据えた設計で、車体のDG冷却用吸気ダクトや、床下の艤装もやはりDG搭載スペースを前以て用意してありました。変わり種として非冷房時代にDGを積んでいた1500番台はキロ58の冷房電源調達用として用意されたもの。4VK搭載の時期が早かったせいか、吸気ダクトの位置は4DQと同じ公式側にあり、後の改造車に比べるとエンジンの向きが逆になっていました。
 
キハ65
強力エンジン1基搭載。新製冷房で後位にディーゼル発電セット(4VK)を搭載しています。車体構造が大幅に変わり、ユニットサッシにより大型化した側窓、デッキの折戸など、同時期に登場した12系客車のエッセンスが散りばめられています。キハ58系列の出力ブースターとして編成内に組み込まれることが前提であり、トイレは他の車両で代用するとして省略されています。
 
キロ28
走行用エンジン1基。平窓車相当は1~200番台まで。0番台は当初非冷房で、後期製造分(139以降)は新製冷房の車両も含まれます。新製冷房車はもれなく4DQ搭載で自車分の冷房電源のみを発電しますが、一部は後年に4VKに改造された車両もありました。また、109以降は強制換気装置が追加され、車体裾に小さなルーバーが現れ、屋根上からはベンチレータが消えました。(車掌室の上にだけ残ります。)
パノラミック窓相当は暖地向け300番台および寒地向け500番台以降。全て新製冷房で、当初は4DQ搭載。300番台は後に4VKへと改造。2309~、2508~は車体構造を変更し、雨樋位置を下げトイレをデッキ外側に配置したため印象が変わりました。
 
キロ58
走行用エンジン2基。キハ58同様に屋根上に水タンクが載っています。当初は非冷房。強制換気装置未設置のため冷改後も屋根上にはベンチレータが残ります。冷房電源は他から調達する必要があり、先述の通りキハ28-1500が用意されました。
 
キユ25
キハ58系の顔をした郵便車。走行用エンジン1基なので20番台形式です。全て新製冷房で後位に自車分のディーゼル発電セット(4DQ)搭載しています。編成端に付く前提の設計で冷房電源の引き通しはありません。
1・2は平窓の顔をしていますが、当初より冷房化されているため屋根が低くなっており、見慣れた顔に比べるとやや扁平な印象です。3・4はパノラミック窓相当で、顔つきに関してはそのまま。顔から後は完全に郵便車の様相で、区分室の明かり窓など独特なディテールが愉しい車両です。
活躍は四国内のみと狭かったのですが、その珍妙さから認知度は高かったようです。
 
他のカラーバリエーションは追って描き直します。
2016/02/03 00:00 | TB:近作紹介 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
■コンテナ貨車2種
TrainBannerForum '16/1/20~1/27 UP
 
■[4714]JRFコキ106 TOYOTA LONGPASS EXPRESS
■[4432]JRFコキ106 EcoLiner31他
■[3923]JNR コキフ50000
■[3843]JNR コキ50000
長らく放っておいたコキ106とコキ50000を描き直しました。
 
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コキ106は魚腹型のフレームに於ける「腹」の部分がこれまでの長尺コキ車より大きいのが特徴的。車体カラーも登場当時こそ従来と同じ青色でしたが、識別のために途中からグレー色になりました。
今回は搭載しているコンテナのほうがメインのようなもので、U55A形式「TOYOTAロングパス・エクスプレス」は1編成まるごと同コンテナを積載した専用列車です。コンテナ自体の背が高いので、床が少し低いコキ100系列専用となっており、それに合わせてコキ106を描き直したというワケです。TOYOTAの文字はドット手打ちしたので、くっきりハッキリ、妙に目立って見えてしまってますが、そういう仕様なので堪忍してください。(おかげで色数が少なくて済んでいます。)ちなみに、同じU55Aの「EcoLiner31」コンテナもオマケで描いていますが、配色などソックリなので関係が気になるトコロではあります。こちらのロゴはJTrimで縮めたものです。
コキ車共通事項ですが、他のコンテナを積載したい場合はTBF新館にUPしてあるコンテナを使って各自編集のこと。(数は少ないけどね…。)
尚、青いコキも描こうとは思っていますが追々です。
 
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コキ50000は国鉄~JRを通して大活躍のスタンダード形式。コキ10000系特急貨物に比べると車体長が延びてコンテナ積載数が増えた他、台車をエコノミカルなコイルバネ式としたことで空気バネ供給のためのMR管の接続を必要とせず、また電磁弁CLEブレーキに代えて応荷重付きのCLブレーキ(BP圧で制御)としたことで別途ブレーキ指令ジャンパ栓の接続も不要で、牽引機を選ばずに運用が可能となっています。
それでも最高速度は95km/hと高速で、コキフ50000ではコイルバネ台車の乗り心地がスパルタン過ぎるということで10000系と同じ空気バネ台車へと交換した例もあった様子。コキ車に関しても、JR貨物移行後は長期的な疲労からか台車に亀裂を生じさせたものがあり、脱線事故にも繋がっています。台車の色がグレー色になったのはその交換および識別のためだったそうです。
また、ブレーキ仕様変更(ブレーキ立ち上がりを早める)で1200t編成 or 1000t編成に於ける100km/h運転に対応した緑色の250000番代や、さらにCLEブレーキ化改造して110km/h運転対応となったスーパーライナー用の黄色い350000番代、その直後に登場する新形式100系列の青色と相まってカラフルな様相でしたが、昨今コキ107の増備で優先的にこれらが廃車になっています。黄色い350000番代は一時期青函トンネル改軌工事向けにロングレール運搬用というトンデモ改造が行われてチラ50000系を名乗りましたが、こちらもお役御免になってしまった様子。
とりあえず今回は国鉄時代のイメージでレンガ色のコキ50000/コキフ50000のみですが、他は追々ということで…色々調べてみると実に複雑にバリエーション展開していたのですなぁ…。
搭載コンテナはこれまた暫く描くのを放っていたC35です。レンガ色にスカイブルーが映えますが、何よりこの組み合わせはTomix旧製品のパロディで、'90年代前半にはEF66-100と共にブックケース入りの「(#92903)フレートライナーセット」という限定アイテムが在ったことを一応書き添えておきます。
2016/02/02 07:27 | TB:近作紹介 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑