■Tomix 2軸貨車(国産)
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Tomixは初期の頃に香港製の2軸貨車を多くラインアップしていましたが、最終的に香港製品は'87年版カタログにて一気に廃盤扱いに。その後釜として同年版カタログから登場したのが国産版の新2軸貨車製品群です。この中で唯一ヨ8000に関しては他より早い'81年に登場しているので、カタログ写真等では香港製貨車との組み合わせも見られました。
左から、
#2731/#2750/#2701 ヨ8000
#2751/#2703 ワム80000
#2716/#2705 トラ70000
#2754/#2707 コム1(普通型)
#2756/#2709 タム6000(ブラック)
#2752/#2710 チ1
また、写真には映してないですが以下色違いバリエーションもありました。
#2781/#2704 ワム380000
#2753/#2706 コム1(冷蔵型)
#2755/#2708 タム6000(シルバー)
品番はヨ8000を除き、'90年代前半にプラ車輪→金属車輪化で品番が変更されたもので、新旧を併記しています。
 
○ワム80000(香港製含め通算2代目)
香港製のワム80000は'80年代に入ってからの登場で、280000番代として屋根も樹脂塗装表現がされていたのですが、国産になると同じく軸距の長い280000番代のフォルムながら、屋根含めて鳶色1色塗りで尚且つ試作車の89003番を名乗るというやや尖った仕様でした。'83年版カタログから姿を見せるファーストセットA(#20010)にて、国産の新型Cタイプディーゼルと一緒に登場していますが、単品として登場するのは'87年版カタログから。('83カタログ写真の時点では香港製で代用されていました。)
 
○トラ70000(初登場)
ワムハチと同じくファーストセットAで登場。香港時代には無かった形式です。足回りは国産ワム80000の流用となっていて、以降全てに共通することですが、実物に比べて軸距が長いほか、足ブレーキのステップ表現が車端にあります。ボテッとした香港製トラ55000等とは異なり、無蓋車特有の車体の薄っぺらい雰囲気が良く出ておりシャープな印象です。香港製品廃盤以降は唯一の無蓋貨車だったので、色んなシーンに引っ張りダコでしたね。単品は他よりも僅かながら早く'86年版カタログにはもう掲載されています。(登場年は未確認です。)品番も国産グループと違って香港製品の続き番が振られています。
 
○コム1(香港製含め通算3代目)
香港製廃盤後に登場したアイテムです。香港製品は初期の頃から存在していましたが、一度モデルチェンジしてワム80000の足回りを流用するようになると実物より大柄な印象になってしまい、国産版でもそれを踏襲してしまっています。台枠の色は香港製はどちらも実車に倣って茶色でしたが、国産版では真っ黒な上に台枠の表現が乏しくズンドウで、より分厚く見えてしまいます。
香港製は旧規格の小さなコンテナ(10ft)が接着されていましたが、国産版では着脱可能な代わりに、12ftサイズにC10タイプのマーキングが為された「もどき」になっています。冷蔵型(白)と普通型(緑)がありますが、どちらもC10になっています。
 
○タム6000(香港製含め通算2代目)
同じく香港製廃盤後に登場したアイテムです。実在しない形式を名乗る製品として一部では有名でした。香港製の初期の頃より製品名はタム6000で、サイズ的には一回り小さかったのですが、国産版では例に漏れず足回りをワム80000と共通化したため車体長が伸びています。ただし、フットブレーキの位置は実車と同じく車端であるという点については正しいです。(厳密には、両端には無い様です。)
タンク体の色違いでシルバーとブラックがありました。KATOのタキ3000と同じようにカラーリングでバリエーションを持たせた製品です。ちなみにタム6000という名称は、エンドウのブリキ製貨車にも同じ名前がありました。本来このサイズのガソリン用であればタム500形式なのですが、たまたま手頃なサイズの2軸タンク車が6000番代を名乗っていた…つまり本来はタム5000形式…その勘違いをTomixが踏襲してしまったのでしょう。因みにシルバーなタムとしては近い数字ではタム8000があります。 
 
○チ1(香港製含め通算2代目)
これも香港製廃盤後に登場したアイテムです。コム1とよく似ていて、やはり台枠がズンドウですけども、表記板の位置を変えるなど変化を持たせています。香港製では積荷をプラ製の材木としていましたが、国産版の積荷はホンモノの木材が使われており、同様に針金を捻って止められています。国産グループでは一番組み立てに手間が掛かっている印象を受けます。車体長に関してはやはりワム80000の足回りに合わせて伸びています。実物は貨車の上回りを引き剥がした台枠だけの小さな車両であり、香港製の方が車長含め実物の雰囲気には近かったようにも思います。
 
○ヨ8000(当初から国産モデル)
デッキ上にLED素子を丸出しにしてテールランプが灯るというスゴイ製品。従って値段も貨車にしてはスゴいことになっていて、初代'81年時点で¥1,600、最期の頃には¥2,000となっていました。品番はLED素子の変更・輝度向上、室内ウェイトの小型化や、デッキ手スリの表現改良、車番変更によって#2731('81/ヨ8018)→#2750('92/ヨ8018)→#2701('97/ヨ8324)という変遷をたどっています。
 
*)#2731と#2750の比較。クリックで拡大します。
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カプラー成型色は当時製品と同じく濃灰色でしたが、他と同じように'80年代中頃に真黒色に変わっているようです。実はカプラーポケットも天地逆転していましたが、早い段階で直されています。また外箱は#2731がフタ付きの上等な箱ですが、#2750以降は香港製2軸貨車と同じサイズの、小さなセロハン窓付きの紙箱となっています。#2750と#2701では車番が違うだけだと思われます。
現行品の#2702は完全に新規で作り直されたもので、全くの別物です。旧製品は登場が割りと早かった事もあって、作りにはやや独特の味があるように思えます。
 
現行の2軸貨車製品では足回りの改良だったり、香港製以来のワム23000(ワム90000)やレム5000といった車両が新規製作で復活していたり、或いは香港製時代にもなかった車種まで含めてバリエーション豊かに展開しています。が、やはり長いこと不遇だった時代を見ていた者としては、愛着を感じるのは、そんな乏しいバリエーションの製品たちなのでした。
2016/01/24 00:00 | 模型 | コメント(4) | トラックバック(0) | page top↑
■最近の書庫から
「書庫」なんて格好つけてますが、実のところダンボールなんですけどね。
自重が重く、ページがヤワな本は「平積み」が基本ですぞ。元・本屋さんからのアドバイス。
 
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#7005 Tomixカタログ'81
#7007 Tomixカタログ'83
表紙がトミックスブルーに白線画という、ブランドイメージを表面に出していた頃のカタログ。どちらもアイテム数が未だ少なく、現行キロポスト数冊分といった感じのボリューム。年代からも想像がつく通り、掲載されてるアイテムはどれも骨董品レベルですが、ストラクチャはこの頃のアイテムが現行品だったりするものもあり、何だか感覚が狂います。
尚、手前の#7304 レイアウトプラン集vol.4は'83年初旬の初版なので、'83カタログとは時期が近いということで添えてみたものです。
 
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#7015 Tomixカタログ1991
#7016 Tomixカタログ1992
#7017 Tomixカタログ1993
#7018 Tomixカタログ1994
#7019 Tomixカタログ1995
#7020 Tomixカタログ1996
#7021 Tomixカタログ1997~1998
#7022 Tomixカタログ1998~1999
#7023 Tomixカタログ2000
あとは'90年があれば'90sが揃います。この年代は表紙絵がイラストだった時期のもので、コレより古い'80s後半('84~'89)は実車写真をモノクロでポスタライズしたもの、一方'01年以降は'02年を除いて模型の写真をフィーチャした表紙デザインになっています。
また写真には撮ってないですけど、'01年以降は'02年が未入手な以外は、こちらも'09~'10年版までは揃っていたりします。アホですねぇ。
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追記:'90年版、'10~'11年版も手に入れました。
 
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#7402 Tomixディオラマワールドスペシャル
電車でGO亜種ゲーム「ガタンゴトン」の素材撮影用に設営された巨大レイアウトの写真集。ページ数的には#7401の半分程度ですが、1カット静止画撮影に特化した「ジオラマ」と、周回する「レイアウト」とでのスタンスの違いや、工期の都合か作りがラフな面も垣間見れるんですが、そこが妙に生々しかったり。
何より、先述した通り巨大ながらNゲージ列車が''周回''する「レイアウト」であるという事実が、かつての入間レールパークへの憧れを甦らせるような、何か不思議なものがあります。
 
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最近は見なくなりましたが、以前はTomixカタログ巻末に広告が掲載されていた機芸出版の「Tomixの使い方」。そのうち'92年版巻末から掲載されていた2代目と、'01年カタログ巻末から掲載されていた3代目です。'91年版までギリギリ掲載されていた初代(多分)は未入手ですが、表紙=EF66+14系寝台から察するに早くて'86年頃でしょうか。
表紙に映るパワーユニットから世代が垣間見れますが、3代目でも最早15年前のモノです。NecstNeo登場および移行からワンテンポ遅れており、#7306レイアウトサポートブックと同期です。不憫なことに、その約2年後にはファイントラックが登場し、置き換えられていくのでした。…NecstNeoの茶系道床時代の短さよ。
 
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ネコ・パブリッシングの「Tomixのすべて」は'02年版までの車両モデルがほぼ全て写真付きで網羅されたデータブック。コレでさえ最早10年以上前のものになってしまいましたが、仮に'02年以降現在までの全集がを作ったとしたら、ページ数が凄いことになりはしないかな…と。ちょうど今年でTomixは40周年らしいので。特に通勤電車にあまり積極的でなかった'90年代迄と、E231系列から徐々に火がついた'04年頃以降とでは、その傾向の違いも歴然となりましょう。
ちなみに右のレイアウト本は有名でしょう。単にサイズ比較のために添えましたが、現行版は表紙写真が飯田線の旧国から碓氷峠に変わっています。
そういえば、KATOアーカイブってのもありましたけど、アレも一度は読んでみたいかも。
 
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まさかの児童書ですが、これが意外と侮れない。というのも、時折不意打ち気味にディオラマワールドにも収録されないようなカタログ、キロポスト或いは雑誌等広告用のカットが転用されていたりするもので。また、巻末の車両紹介にもEF65-1000が掲載されていたり…。1100番台(国産)ではないのですよ。お判り?
まぁ、そういうヨコシマな視点で愉しむというのは文字通り「邪道」なんでしょうけども。(笑
続き
2016/01/19 16:43 | 模型 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
■今更ながらトンデモナイことに気がついた件
まぁ、大袈裟なタイトルに反して至極どーでもいいコトなんですけども。
dmc58-400,1exp
<現行(と言っても'06年作)のTB キハ58-400>
 
窓1こ多くね?
 
本来側窓はドア直近に戸袋窓(或いはトイレ窓)、客室の開閉窓は10こが正しいんですが、
mokoのTBでは何故か11こなのですね。テキトー過ぎ。

いつからエラーだったのやら…と思って旧作(一番古い'05年作)に遡ってみたら、ご覧のとおり既にエラーです。
なんだ、最初からか。(爆
msq20100602_001-.jpg
また、当然ながらそのTBをテクスチャに流用しているTB3Dでもエラーです。
ソレに気づくってことは、現在TBはシコシコと新しいのを描いてる途中なのですが、TB3Dは当分直す気はないです。
 
そんな訳で、新しいのは発表迄待て。多分今年中のいつか、です。
2016/01/09 03:16 | TB:その他 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
■2016描き初め
TrainBannerForum '16/1/1 UP
毎年00:00狙いなんですが、今年は色々と不備があって失敗しました。
(EF81-81の初回は00:00に間に合ってたんですが、結局不備に気がついたので上書きしてるのです。)
 

■[9060] JNR EF81-81 御召牽引機 (Renew)
■[N2106] JNR EF81-81 御召牽引機 アニメ版 (Renew)
'11年元日にUPしていたEF81-81の改良版。昨今、実物が北斗星カラーからローズピンク+御召化粧に戻されていますが、TBの元ネタは'85年つくば万博の御召牽引指定機の時代です。Netの写真を改めて見ていたら、パンタの関節に赤色が挿されていない事に気づいたので、明色表現のみとしました。
EF81は機関車に於ける現行画風の初期作品であり、今見れば少し直したい部分もあったので、現行の仕様で先んじて描き直した次第。気分が継続すれば、他のEF81もこれに続く予定です。
 
  
■[9561] 御召牽引指定機(EF58-61、EF58-172)
■[N2121] 御召牽引機 日章旗アニメーション版
■[N2120] JNR EF58-61日章旗アニメコマ
■[N2119] JNR EF58-172日章旗アニメコマ
■[9560] JNR EF58-60
'12年元日にUPしていたお馴染みEF58御召機はロイヤルエンジン61と、'82年日光線の御召指定機である172、御召予備機であった60は色々と改造された晩年のイメージ。絵に関しては他のEF58に先行していたので微妙に仕様が異なっていて、尚且つ61には台車に塗り残しがあったので、今回はソレを直しています。
日章旗アニメはいつも1方向しか用意してないんですが、往路復路があるなら両方必要なんじゃね?と、今更ながら思いましたが、面倒なので…。多分概ね往路の向きで描いてあるはずです。
 

■[5223] JR 215系vol.1 (1次型) (Renew)
■[7481] JR 215系vol.2 (2次型) (Renew)
■[N2179] JR 215系 (ウソ電) (New)
215系は'05年以来放っていた古い絵を去年一旦消し、イチから描き直しています。実車は'92年に登場した総2階建てというゲテモノ電車で、''DDL''という愛称が付いています。ドア数も少なく、独特な配色も相まってとても210番台形式(近郊形)とは思えない外観が特徴的です。尤も、総2階建てと言いつつも両端先頭車(クモハ215)はハイデッキとして1階相当は機械室とし、台枠は通常車両と同じ構造として抵抗器、制御器、SIV、CP等は床下に艤装しています。
編成の特徴としては両端がクモハ215という文言からも判る通り、クモハ215+モハ214ユニットを両端に反転して編成しており、中間には2階建て構造のサハ/サロがズラリと編成されています。まるでTGV。日本車では国鉄157系以来だったかも。ちなみにモハ214はクモハ215に機械を集約したお陰で床下艤装なしの2階建て構造となっています。
絵ではvol.1(奇数側側面)を1次車、vol.2(偶数側側面)を2次車としていますが、1次と2次の外観上の違いはクモハ215に集中しており(車番位置、ルーバーの数等)、編成の両端で反転して用いられていることから1タイトルで両側揃えることが可能というワケです。以前に185系でも同じことをしています。(本来クハ185は基数/偶数向きで番台分けされていますが、絵では差がないため同一扱いなのだ。)
 
ウソ電の方は、現実には計画段階で終わったため実現しなかった5両付属編成が、仮に実現していた場合を妄想したものです。215系の構想の元ネタであるクハ415-1900の構造をやや踏襲しつつ、2階建て構造のクハ214としました。やや詰めが甘いかな?と思う部分もありますが、とりあえずカタチにしてみた次第です。
 
2016/01/03 21:04 | TB:近作紹介 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
■初日ノ出と富士ヤマ
正月早々立て込んでて気づいたら年明けて3日目ですが、揚げ出し豆腐は御座いますか。
  
地元の友人に連れ出してもらって、初日の出を見に行きました。@狭山湖堤防
 
いつもは夕刻日暮れ頃に行くことが多いこの場所、日の出ということは陽は逆側にあるわけです。
湖面に映る夕焼けと山の稜線もいいけれど、西武園の観覧車越しに昇る朝日も新鮮です。
 
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ご来光より少し前、空に色の層ができていました。観覧車のすぐ左横には田無タワー、写真右寄りのすごく遠くに小さくスカイツリーも写っております。画像は縮んでるので見難いとは思いますが…。(元画像でも鮮明ではない。)
 
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ご来光の直前、雲のフチがスケて、まるで稲光が走っているかのような様相。朝日とはパワーの象徴なのです。
 
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待望のご来光だよ!これ以上は眩しすぎてカメラもmokoの目も死ぬので、一旦ブレイクタイムじゃぃ。
 
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後を振り返るとフジヤマ。軽い朝焼けでピンク色に染められていましたが、
 
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日が昇り始めればご覧のとおりキレイな白色に。(色はちょっとイジってます。)
霊峰と呼ばれるに相応しい荘厳な佇まいですネ。自然とは素晴らしい。
そして凍てつく澄んだ空気とちょっとだけ水面の臭いが、mokoの気持ちを「ヤマ」に誘うのです…具体的に言うと秩父なんですが、残念ながら、以前のような体力がありませんので、思うだけでなかなか行けません。頑張らねば。
 
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そして連れ出してくれた友人のバックショットと朝日。寒くて凍えましたが、とても有意義な体験でした。
ありがとうございました。今年もよろしくです。
続き
2016/01/03 04:55 | 写真 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑