■JR E993系試験車AC@Train
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■[10609]JR E993系 AC@Train
教習/訓練/研修機械の流れをぶった斬ってE993系試験車です。
愛称は「AC@Train」・・・ADトレイン(広告貸切列車)ではないのですヨ念のため。そういえば最近は車体広告ラッピングが珍しくなくなった為か、先頭車に「ADトレイン」マークを掲出してる姿を見なくなったような気がします。
E993系はJR東日本に於ける次世代タイプの通勤電車として第一次の完成を見たE231系から、更なる発展を目指して新機軸を盛り込み'02年に登場したトンデモ試作試験車。愛称のAC@TrainはAdvanced・Commuter・Trainから来ていますが、今思えば''@''に時代を感じますね。
国鉄時代に存在した振り子試験車のクモハ591や、先日解体されたという悲報が入ったガスタービン試験車キハ391といったゲテモノ以来の連接車、そして編成中の4車体で採用している外吊りドアが目を引きます。
連接台車にはDDM駆動方式を採用していて、車輪数削減と併せて車両走行音の軽減・・・それどころかモータ駆動音は殆ど「無」レベルにまで低減させています。外吊りドアは戸袋分の厚みを無くすことによる車内幅の拡大を狙ったものでしたが、その後の車両には採用されていません。また、連接台車とDDM駆動は京葉線のE331系で採用されて14両編成(7連接×2ユニット)1本が製造されましたが、結局は諸々問題が発生したため製造から10年ほどで廃車。営業運転に供されていた期間は僅かでした。
'02年といえばE231系の500番台等が増備の真っ只中というような時期でしたが、E993系で試験されたデータは、その後に増備されたE231系近郊形後期タイプ(東海道線など)にはグラスコクピットが早くも反映されていますし、後に続くE531系、E233系にも遺伝子は受け継がれています。また5車体中1つだけ外吊り扉ではないサハE993の車内は半室グリーン車を想定したものとなっていて、クハE992、モハE992のアルミダブルスキン車体と共にE257系へとも遺伝子が受け継がれているのかもしれません。
 
さて、外吊りドアといえばキハ35系(強引ww)ですが、奇しくもE993系は川越電車区に配置され、主な試験走行先の一つだった川越線は、過去非電化時代にキハ35系の活躍が見られた線区であり、さらに言えばガスタービン試験車のキハ391も大宮工場に配置されていた関係で、川越線での走行実験が行われていたことがあります。そして電化時に投入された103系3000番台も元72系という特異な経緯の持ち主で、何の縁だかゲテモノの集まるエリアなんですよねぇ川越線って。
ナンバリング的にはE991(II)系の続き番、という形になってたのかもしれませんが、事実上直接のつながりを考えると、前形式はTRY-Zと言ったほうがシックリ来ますネ。
E993系は各種試験に供された後、'06頃に廃車されました。登場から僅か4年後の話です。mokoは大宮駅(地下ホーム)で試運転中の同車に1度だけ邂逅していますが、突然のことで写真は撮れず。あとは大宮工場のイベント時にチラッと見かけた程度でしたが、その存在感たるや、緑色のゲテモノが颯爽と駆け抜けたゼロ年代でありました。
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2015/03/29 15:01 | TB:近作紹介 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
■E991系(II)研修車
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■[6140]JR E991系研修車TYPE
2000年に新製され、福島の白河総合研修センターに配備された「研修機械」です。要はこれまで(101系、103系、105系)と同じく車籍なしの訓練車(機械扱い)と同様のものですが、配属先の名称にちなんで「研修」機械ということなのでしょう。その場所柄と、尚且つ普段は車庫に格納されているため、目撃例は概ね納入時の甲種回送に限られるもので非常に少なく、謎に包まれた車両です。
 
車体はE501系と殆ど同じもののように見え、パンタグラフ周りは交直流機器と思わしき賑やかなディテールです。屋根上のラジオ輻射アンテナは省略され、一見するとAU720クーラーのように見える物体は実はダミーで、各車々内に別途エアコンが設けてあり、車体側面には室外機用の吸排気ルーバーがあります。また、ルーバーがある側の行き先表示(LED)は省略されており、中央部に開扉灯が在るのみという非常にシンプルな・・・901系B編成のデジャヴですね。
編成は4両とE501系の付属編成より1両少ないものの、これまでに登場してきた訓練車に比べると破格の長編成と言えます。線路が外と繋がっていない同所に電車を4両も陸送する意味とは・・・。先述した通り車籍はありませんが車番は表記されていて、中間車は一応モハE991-1/モハE990-1となっています、足回りの搭載機器もダミーで自走は出来ないとされています。冷房の電源を取るために車庫内のコンセントと結線してるとか何とか。(ぇw)
 
そんな謎に包まれてるE991系(II)。Web上に流れている数少ない写真でクハE991orE990の前半分くらいは全容が窺い知れるのですが、あとは甲種輸送中の俯瞰写真、機関車メインの望遠写真がある程度です。(出典失念。)
側面にルーバーが在るという根拠となる写真はRMM誌57号('00/5)のモノクロ項にいくつか写真が載っております。また、鉄道ファン誌'00/5号にも先頭部分(Web上に流れてる写真とは逆側)がカラーで載っております。この写真から所属標記の存在は窺い知れますが、印刷が不鮮明なので文字までハッキリとは判別できません。ですが、字面のシルエットと所属先の名称から推測するに「東シラ」ではないかな、と思います。
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*尚、Yahoo知恵遅れ袋で「鉄道ファン誌'00/6号にもっと大きな写真が載っている(要約)」という回答がありますが、これは誤った情報ですのでご注意を。て、そんな情報を鵜呑みにしてるバカはオイラだけですかそーですか(爆
ただね、RMMの写真以外にも側面ルーバー辺りまでが映ってる写真が何処かの号にあったような気がするのですよね。記憶違いかもしれませんけども。まぁ、いいや。
 
TBではE501系をベースに、特徴的な側面のルーバーは鎧戸を意識していますがちょっと大袈裟だったかも知れませぬ。床下についてはダミーと言いつつも列車情報装置箱などは本物と変わらないように見えますし、流石にVVVF装置等は如何にもモックアップという雰囲気ですが、その形状や配置はE501系に近似しているように思えるので、E501系の床下をそのまま流用しています。よって慣例として''TYPE''扱いです。
また、TBFにはパンタ上げver.をUPしていますが、日向車両にはパンタ降ろしver.を載せておきます。

上の画像とは逆側面です。行き先表示LEDも消灯表現。
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2015/03/28 03:59 | TB:近作紹介 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
■105系訓練車
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■[6081]JR八王子総合訓練センター105系訓練車
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■[6082]JR横浜総合訓練センター105系訓練車
'98年頃に登場した訓練車。一見すると低運転台103系の2連(先頭車化改造)と思われがちなんですが、実はJR東日本に2編成だけ在籍した105系の成れの果てです。
種車は仙石線が103系化された後の輸送実態を鑑みて、同線の閑散時間帯向けとして国鉄最後の日に出場した1M方式の105系。元々はクモハを含む103系の4連をバラし、先頭車はそれ同士で、中間車は先頭車化改造して計2編成に改造したものです。この先頭車化改造したものも含めて純然なる103系の顔になっているため、国鉄末期に登場した105形式の中に在っては異質な存在と言えましょう。
元クモハ105-101+クハ105-105は新秋津駅近くの八王子総合訓練センターに配属。塗装は腰部および幕板にラインカラーという、前回取り上げた東京総合訓練センターの103系訓練車に通ずるものですが、扉周りに黄色が配されてより派手な印象に。ちなみに前面は209系を意識したようなブラックフェイス。この車両たちは元々先頭車だったグループで、クモハ105-100番台は新区分番台。クハ105-100番台は先んじて既に登場していたもの(種車がクハ103-0番台であることも同じ)なので、続き番としたため車番末尾が揃っていません。
元クモハ105-601+クハ105-601は久里浜駅に隣接する横浜総合訓練センターに所属。塗装はどういうワケか255系BVEを彷彿とさせるような配色で、上半分を白、下半分を青紫、接続に黒帯を配し、ドア周りは上半分だけ黄色と、255系の配色に忠実。恐らく八王子のドア周り黄色のデザインの元はコイツなんでしょうなぁ。また所々にイルカやカモメ等のイラストが配されていて、場所柄でしょうがシーサイドな雰囲気を醸しています。このグループは元中間車であり、双方とも新区分の600番台を名乗り、トップナンバー同士です。
例によって訓練車となった時点で車籍は抜かれていますが、車番は標記されています。何気に横浜訓練車はJR東の新形式タイプの角ゴシックフォントで描かれていたようです。尚、登場年の根拠は仙石線からの引退(廃車)年からなので、もしかすると訓練車としての登場は翌年以降だったのかも知れません。
種車103系の時点で既に冷改が済んでおり、105系へ改造された当初より冷房付き。そのためクハには冷房電源用を兼ねた大型MGを搭載していますが、他では見ない珍しい形のMGで資料集めに苦労しました・・・。また105系として登場時からステンレス着せのAU75系ですが、これが103系時代からのモノかどうかは不明です。
通常105系のMGはクモハ(or旧モハ)に搭載され、クモハ車は完全にスタンドアローンで動ける仕様なのですが、このグループではクハのMGで賄う方式としてクモハのMGは省略している点が特徴。その他、CPはC1000、抵抗器は剥き出しの自然通風式で、これらの点は他の105系電動車と共通です。
'08年に209系ベースの訓練車が登場し、代替に廃車となりました。この時、八王子訓練車は廃車のために本線上を走って(機関車に連れられて)回送され、その道中で撮影された写真は作成の良いヒントになりました。一方の横浜訓練車は劣化が酷く動かせられない状態だったため現地解体されたと言われています。どちらも屋外に放っぽり出されていたのは共通の筈ですが、褪色や雨垂れ程度で済んでいた内陸の車両(八王子、大宮)と比べて、錆が浮き出す等状態に差が出たのは、もしかして海風の仕業?とまぁ、塗装から何となくそんなことを連想させられてしまいます。
 
追々、種車である105系の仙石線時代および関連アイテムも描こうと思っていますが、もう暫く訓練車シリーズを続けます。概ね登場年順に来ていますから、次は…アレですよ。
2015/03/24 15:02 | TB:近作紹介 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
■103系訓練車
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■[6577]JR東京総合訓練センター103系訓練車
前回の東京圏総合訓練センター101系教習車に続いて'96年に登場した103系ベースの訓練車。
101系には奇数・偶数の制御電動車(クモハ101・クモハ100)が存在していましたから最小2両編成が組めましたが、103系の基本形式には偶数の制御電動車が存在しません。・・・クモハ102-1200番台以外は全て後天的な改造によって生まれているもので、この車両も例外ではありません。
種車はクモハ103-100とモハ102-224。非ユニットサッシの初期型モハ102にATC車クハ103-332の先頭部をくっつけて、世にも珍しい高運転台のクモハ102が出来上がり。とは言え72系旧国改103系3000番台で前例はあったのですけども、純然な103系の顔としては唯一の例。冷房がAU712(訓練車は種車の都合でMG給電)である点などを含めて共にゲテモノと言えましょう。またクモハ103も前面強化改造時にテールランプ直上のステップが外寄りになっていた珍車でありました。
塗色は側面の幕板部と腰部ドア間に帯を配して、何となく205系等のステンレス車をイメージしたようなデザインとなり、帯色はJR東のコーポレート色(緑色)ではなくウグイス色になっています・・・増々山手線の205系っぽいですね。また、帯内に黒色のJRマークがあります。通常ウグイス色の車体に貼られるJRマークは白なのですが、本来ウグイス色=明色ですから、黒の方が自然ではあります。車番も黒色ですしね・・・。101系教習車同様、車籍は抜かれているため機械扱いで、101系と違って車番の標記はありません。
約6年ほどで103系に交代された背景には、その塗装にも見て取れるように205系や209系などの高運転台車両がメインとなりつつあった事、尚且つ後付ではないATCタイプの運転台での教習が必要だったのではないかな?なんて事を思ってみたりするんですが、ただ単に検査等に於ける部品融通の都合とか、南武支線の101系の部品取りに回されてしまったとか、そんなオチだったりするのかもしれませんネ・・・。
'08年に209系ベースの訓練車が登場し、交代する形で廃車になりました。mokoは多分ギリギリ実物を東北線の車窓から見たことがあったような気がしますが、その車窓越しの邂逅が最初で最後でした。
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2015/03/16 20:00 | TB:近作紹介 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
■101系教習車
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■[6576]JR東京圏総合訓練センター101系教習車
JR化直後、東大宮操車場内に設置された「JR東京圏総合訓練センター」の教習用車両。
何だか聞き慣れない名前ですけど、今は東京・大宮総合訓練センターに改名されていますし、そもそも教習車なら103系の間違えでは、と思う向きもあると思いますが、Wikipediaにも記載されていない史実です。
101系教習車は開設当初('89)に配備されたもので、元はクモハ101-201とクモハ101-171。廃車後解体せずに大宮工場に残されていたものを転用したもので、車籍は抜かれています。側面には大きく描かれたJRの文字ロゴが配され、前面の帯はV字を描いて側面にも回っています。(TomixWorld大宮の限定品Cタイプディーゼルの塗色の元ネタでもあります。)
教習のため保安装置(ATC、ATS-P)を車内に搭載。信号炎管は毎回火薬を消費するのでは勿体無いため、代わりに赤色パトランプが設置されています。これは以降の教習車(103系、105系、209系)でも同様です。
ちなみに103系の教習車が登場するのは'96年の話だそうで、101系の方はそれと入れ替わる形で廃車になったものと思われます。JRの営業線に残っていた101系(浜川崎線-'05廃車)の方が余程長生きだったというわけです。
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2015/03/15 04:12 | TB:近作紹介 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
■三陸鉄道
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■[4721]三陸鉄道36型
奇しくも投稿日が3・11でしたが。(ぉぃww)
以前にも少し述べましたが、mokoが中坊の時に穴が開くくらいに愛読していたTomixのカタログに掲載されていた同車。短編成が組める数少ないモデルでもあり、その独特なデザインと色使いが格好良く、憧れた車両の一つでした。
実車は'84開業時に投入された車両で、一般車100番台と自販機コーナー付き200番台が用意されましたが、外観はどちらも同じです。三セクの車両にしては珍しく国鉄制式部品を多く採用しており、足回りも国鉄気動車でお馴染みのDT22系と同型のコイルばね台車(NP116)で、これは後年ボルスタレスタイプのNF01に交換されています。また、当初は非冷房でしたが後に冷房改造も行われています。
今回の絵は2代目で、初代は'05年に描いたものだったので約10年ぶりの描き直しです。初代の絵は冷房車だったのですが、今回は登場時の非冷房車をイメージしています。何気にvol.1とありますけど、今後バリエーション展開出来たらいいかなぁと思っての糊代(ぇw)です。まぁ未定なんですけどネ。
2015/03/12 02:34 | TB:近作紹介 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
■JR西の207系
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■[4750]207系1000番台vol.1
■[6606]207系1000番台vol.2
 
来月で福知山線脱線事故から10年経つのを前に、という訳でもないんですが、207系1000番台の登場時仕様です。
拙作旧作品では異様に紫掛かった帯色にアレンジしていましたが、これは幼少期に触れた誌面の影響でした。今回は模型の帯色を参考にして青に近づけています。223系1000番台同様、妙に格好良く思うJR西の電車の一つで、本当は模型で発売されていた車種(単品販売分=サハ1000番台はナシ)のみの4両編成としてUPする予定だったんですが、折角なのでPCの有無(サハ1000番台/1100番台)を表現してみました。パーツ的には近似するHS-20としていますが、シルエットがマヌケな画になってしまいました。
 
実物は試作第一編成および0番台が'91年に登場。1000番台は当初東海道線用として'94年から製造されたグループで、クモハ207型はここで初登場。編成は基本6両+増結2両で、昼間の閑散時間帯は基本編成のみ、ラッシュ時は8両として、7両固定の103系・201系に比べればフレキシビリティな運用が組まれていたようです。が、'95年'97年からはJR東西線を通って片町線と直通運用するようになり、0番台を含めてほぼ共通する編成へと大規模な組み換えを実施し、現在に至る4両+3両編成となりました。この時、地下線の鋼体架線での離線対策でパンタグラフを増設しています。つまり、「登場時の姿」だったのは約1年程度だったというワケです。さらに後年、他の車両と同様にスカートの強化が行われ、天地方向に拡大しています。
→勘違いだったので修正。
続き
2015/03/03 03:06 | TB:近作紹介 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑